ケビンスさんの単独ライブが最高でした

ケビンスさんの初単独ライブ、心の底からたのしかったです。ありがとうございました。そしておつかれさまでした。じっとしていられずにバタバタと駆けたくなりました。最高でした。

ひとは、最低のものを見た時についつい色々とグチグチ表現豊かにののしるわりには、最高のものを見ると最高!としか言えなくなりがちです。自分もそんな例に漏れず机の周りをウロウロしては最高。最高。と思いながら誰もいない虚空にチョキピースを突き出す特殊なタイプの人間になっていました。最高。実際山口コンボイさんはあの夜この世で最も高い位置にいたと思います。そしてそれをいちばん近い場所で見守り笑っていたのが仁木さん。

 

ワタクシは本日、大きい声で気兼ねなく笑いたいという理由で実家に帰りました。気兼ねなく大きな声で笑いたいから実家に帰ってきたため今夜は必ずうるさいですと事前告知しておいたおかげで家族のほうもなにやらたのしそうでよかった、と言ってくれて助かりました。

心がキュッと狭苦しくなるいつものアパートにおりましたら、布団と枕の下に入り込みタオルを噛みちぎり喉を潰しながら笑いを堪えていたことでしょう。腹筋バッキバキ、吐血待ったなし。

 

大笑いした後の特殊な状態の人間はじっとしていられずクルクルと机の周りを往復していたようですがでもさすがにジャンボイの真似はやめました。理性からのストップ宣言が出ました。

実家はそこそこ年季が入っているため床が抜ける恐れがあり、かつ、以前ジャンボイの真似をして超高ジャンプの練習をしズボンに穴を開けてしまったことがあるからです。

 

 

初めてコンボイさんのジャンプを見た次の日の朝、とあるトイレの中央で周囲に誰もいない事を念入りに確認してジャンプを行ったワタクシは個室で穴を確認し何事もなかった顔をして1日仕事を済ませ帰りました。奇跡的にソーイングセットで応急処置が施せる位置だったことが本当に幸いでした。

ジャンプをして現在職場で1番高い位置にいるあろう瞬間、鏡にうつる満面の笑みをうかべた女性と目があいました。彼女は下に下に下がっていくうちに「でもコンボイさんの高さには到底およばないな」という表情になっていった気がします。

すこしさみしげな表情でした。着地後は冷静になり「練習もしてないのにとべるわけないんですけどね」顔のその女性に背中を向けて個室に入って穴を確認して、誰かに言いたいのに誰にも言わずに針と糸を持ってきてもう一度トイレに入室しました。

 

 

今日はその時のあの下がっていく時のせつなさみたいなものは全然なく、ジャンプをして1番高い位置にずっといるようなたのしさがずっと続いているような、すてきなお笑いライブだったと思います。つまり、最高ということです。チョキピース。